聖徒たちを整えて、奉仕の働きをさせキリストのからだを建て上げるために
  エペソ4:12


定価 1575円 (税込)

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この本を推薦します
                  
                  
全日本リバイバルミッション主幹 滝元 明


 世界にはあまりにも多くの問題があります。人類の中から、憎しみ、争い、戦争は絶えることがありません。しかし、これらの問題のコンテに横たわっているのは、人間の心の中にある「赦すことができない」という気持ちです。憎しみは人間に不幸をもたらすばかりで、根本的な問題解決にはなりません。

 このような時代に光を投じるすばらしい本が、この度日本に紹介されることになりました。この本は、サタンの罠であるつまずきとそれからの解放、そして人を赦すことを徹底的に扱った良書です。あなたの家庭に、またあなた自身に光を投げ込んでくれることを確信しています。私も期待して、ここに推薦させていただきます。





本文「序章」より抜粋

  あなたが今手にしていらっしゃる本は、おそらく、あなたの人生で最も重要な真理との対決をもたらすものになると思います。私が自信を持ってこう言えるのは、私がこの本の著者だからというわけではなく、この本が取り扱うテーマそのもののゆえです。人に傷つけられつまずくという問題サタンの罠のまさに真髄は、個人が直面し、克服していかなければならない最も困難な障害物である場合が多いのです。

   イエスの弟子たちは、多くのすばらしい奇跡を目のあたりにしました。盲人の目が開き、死人がよみがえったのを驚嘆しながら目撃したのでした。また、イエスが、いのちをも奪ってしまいそうな嵐に命令を下して静まらせたのを身近で聞いていました。わずかなパンと魚が奇跡的に増やされて、何千人という人々が養われた光景にも遭遇しました。イエスの奇跡としるしは、数え切れないくらいたくさんあるので、聖書にも書いてあるように、この世の書物はそのすべてを収めることはできないでしょう。

   それ以前の人類は、神の奇跡を、そんなにもたくさん、またはっきりと目に見える形で目撃したことはありませんでした。 弟子たちは、驚きと畏敬の念につつまれていましたが、彼らを疑いの淵に追いやったのはこれらの奇跡ではありませんでした。そのようなチャレンジは、イエスが地上での働きを終える直前にやって来るのでした。イエスは弟子たちに、「もしあなたの兄弟が、あなたに対して一日に七度罪を犯して、一日に七度あなたのところにやって来て悔い改めますと言うなら、赦してやりなさい」と教えられました。それに対して弟子たちは、「主よ、私たちの“信仰を増して”ください」 (ルカ一七:三−五)と、即座に反応しました。奇跡は、弟子たちのうちに、より偉大な信仰を求める飢え渇きをもたらしませんでした。あなたに罪を犯した人を赦しなさいという単純な命令が、このように弟子たちに飢え渇きを与えたのです。

   イエスは、「つまずきが起こるのは避けられない」(ルカ一七:一)と言われました。人につまずく可能性があるかどうかは問題ではありません。その時に、あなたがそれにどう対処するかが決め手となるのです。人から傷を受けつまずき、その傷の虜となっている人が、実にたくさんいるというのは、本当に残念なことだと思います

    この本の初版から三年が経ちました。この間、数え切れないほどの手紙と、この本に書かれた神の御言葉の真理により、個人、家族、また教職者たちがいやされ、その人生が劇的に変えられたという証を、たくさんいただきました。みなさんへの励ましになることを願って、ここに少しご紹介したいと思います。これらすべてのことのゆえに、ただ神に栄光を帰するものです」

  これは、ある教会の指導者からの手紙です。「私たちの教会では、大きな分裂騒動が起き、取り返しのつかない状況にまで陥っていました。それで、サタンの罠の本を長老全員に贈りました。その後分裂は回避され、今日私たちは一致を保っています!」

  また、多くの結婚が、離婚の危機から救われました。最近、ネブラスカ州で奉仕をした時のことです。一組の夫婦が私に近づいて来られました。そのご婦人が、次のように語ってくださいました。「私は十年前、この教会のリーダーにつまずいてしまったのです。心に苦い根が生え、疑いの目でその人を見るようになりました。また、絶えず自分と自分の立場を弁護するような態度にもなりました。私の心の苦しみにより、夫婦関係にも亀裂を及ぼし、夫はまさに離婚の調停を進めているところでした。夫は救われていなかったので、教会とは何の関わりも持ちたくなかったのです。そんな時、誰かが私にサタンの罠を渡してくれました。それを読んで後、非常に短期間で、心の中の怒りと苦い根から完全に解放されました。私のうちに起こった変化を見た時、夫は主イエス・キリストに自分の人生を明け渡し、離婚の調停も取りやめました。」夫は、妻のそばに立って微笑んでいました。彼女の話が終わると、彼自身が、どんなに彼の人生と家庭が変わったかを証してくださいました。

私が最も感動した証は、フロリダ州のネープルで奉仕している時に聞いたものです。説教を始めようとする直前に一人のがっしりとした中年の男性が、会衆の前に立って泣きながら自分の悲劇を話し始めました。「俺はずっと、自分と神さまとの間に壁があるのを感じてきた。集会に出て、他の人たちは神の臨在を感じているけれど、俺はそれを無感覚にまた疎外感を覚えながら見つめていた。祈っても、何の変化も感じないし、神の臨在も感じなかった。何週間か前に、サタンの罠を手渡された。それを文字通り通読し、自分が何年も前にサタンの罠に引っ掛かったことに気づかされた。俺は生後六ヶ月で母に捨てられたのだけれど、それで母をとても憎んでいた。でもこの本を読んだ後、母に謝らなければならないと思った。電話で母と話したのは、三十六年の生涯でたった一度だけ。その時が二度目の電話だった。俺は泣きながら、おふくろ、俺を捨てたことでおふくろをずっと恨んでいたんだ』と言ったんだ。すると、母も泣き始めて、私はお前を捨ててしまったことで、三十六年間ずっと自分を憎んできたんだよ。」彼はさらに続けてこう言いました。「俺は母を赦し、母も自分自身を赦したんだ。それで俺たち親子は和解することができたんだ。」

 それからがこの証のクライマックスです。「すると、俺と神の臨在とを引き離していた壁が消えてなくなったんだ!」ここまで話すと、彼はくず折れて激しく泣き始めました。そして、最後の力を込めてこう語りました。「今では、神の臨在の前で、赤ん坊のように泣けるんです。」

 束縛の力とその実体がどのようであるかを、私はよく理解しています。私自身が、この無感覚の状態に何年も虜となっていたからです。この本は、理論を教えるものではありません。これは、肉となって現われてくださった神の言葉そのものであり、私自身が経験した真理で溢れています。この本がみなさんの力になると心から信じます。この本を読みながら、主に「信仰を増してください!」とお祈りください。みなさんの信仰が成長するにつれ、主御自身が栄光を受けられ、みなさんは喜びに満たされていくのです! 神の豊かな祝福を祈ります。

     ジョン・ビビア